～人も土も地域で循環・持続可能な有機農業を未来へ〜
10月14日（土）（有）山口農園にて（奈良県宇陀市榛原）

講師は山口 孝義 社長

（有）山口農園は2019年度の同友エコ大賞／環境経営委員長賞を受賞されました。全国で増加する農業遊休地、高齢化が進む山間地の離農問題が提起される中で、経済的に自立し地域の人財との共生を実現させていることを評価された事例です。
大阪の環境経営部会と奈良同友会、愛知同友会の有志集合で、農園見学と新規就農を目指す人を対象に自社で開校している農業学校のお話を伺いました。

以下、参加者より感想をいただきました。

住民との関係づくり、独立農園支援

大変手間のかかる有機農業や、北海道と違い機械化が難しい中、山間地という条件でも企業を成長させるさまざまな取組みを学んだ。閉鎖的な田舎住民との関係作りや独立農園支援など、持続的発展に人の大切さを改めて認識した。
フセハツ工業（株）　吉村　篤（中河内ブロック／東大阪第三支部）

売り方、作り方、農業現場の技術課題

「ありたい姿の実現」という言葉に惹かれ、実は市場調査の下心も持って参加。弊社は「熱を売る熱処理屋」に取組中。山口社長の工夫一杯の農業経営の話しから、一般企業にも通じるモノの売り方、作り方、人の育て方、事業の育て方を学び、農業現場の技術課題も知りました。決意も新たに農場を後にすることができました。ありがとうございました。
理化工業（株）　森嶋　勲（中河内ブロック／八尾支部））

土壌を守る有機農業を広める

安心安全な野菜を作るには良い土壌が大事。農薬で土壌が汚染されたり、化学肥料で微生物がいなくなったりすると大変。なぜ有機農業をされているか、なぜ広めようとされているかをこの見学会で知ることが出来て良かったです。
クレバー産業（株）辰巳　文吾（中河内ブロック／東大阪第一支部）

後列左端森嶋氏、左から３人目吉村氏、６人目辰巳氏