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「会員企業の環境経営実践事例」Environment Section By Osaka Association of Small Business Entrepreneurs
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地球にやさしい快適空間を商品化した経営革新事業


吉野杉を使用した吉武工務店オフィス

(株)吉武工務店 代表取締役 吉田 丈彦氏

 弊社のエコアクションの取り組みを開始したのは、昨年からです。そこには、経営革新事業とのかかわりが深くあります。それは、弊社の事業である、建設業という仕事で、今まで建築工事に携わり、多くの住空間を提供してきましたが、住空間が環境に与える影響力の大きさを常々感じていました。
 断熱も気密性もなく、エネルギーロスの多い空間で、雨風をしのげたらいい程度の建物が多く存在しています。そこで、わが社は省エネでかつ、日本の森林を守る空気の美味しい、地球にやさしい快適な空間を、提案型でできないものかと考えました。その取り組みを商品化したのが弊社の経営革新事業でした。  そして、その空間をお客様に体感してもらえるように、モデルオフィスにしたのが、弊社のクリエイティブオフィスです。そのモデルオフィスの取り組みの一部を紹介します。
 地産地消にこだわりました、吉野杉の間伐材を使用しております、壁はシラス壁という調湿効果の高い材料を使うことで、空調の設定温度を2℃変えることができます。
 暖房は薪ストーブです、仕事で出た材木の廃材と、地域の山の間伐材を燃やして、暖を取っています。昨年はエアコンをかけないでこのストーブで温かく過ごしました。
 雨水は一度「雨水タン君」で受けて、トイレの排水、庭や畑の水、道具洗いやマキ水に利用しています。その他にも、太陽光や高気密断熱などに取り組み、固形燃料をあまり必要としない空間づくりに取り組んでいます。